『堕天使BLUE』 作詞 森雪之丞 作曲 TAKUYA うた Λucifer(リュシフェル) テレビ東京系アニメ『KAIKANフレーズ』の7月~10月のオープニ ング曲です。この曲が流れてたときは火曜7時のゴールデンだったのが、今 や『ポケットモンスター・アンコール』によって土曜深夜に追いやられた感 じというかなんというか。 ちなみに近畿地方では、テレビ大阪が月曜深夜1:06。他の独立UHF局は、 びわ湖放送が木曜19:00、テレビ和歌山と奈良テレビは共に木曜深夜最後の 番組としてやってます。 で、まだ続くんかいこの番組。2月には新曲も出るみたいでまたオープニ ングかわるんでしょう、CDも売れる時に売らんならんし。 まあなんとく毎週見てますがね、突っ込みまくりながら見なしゃーないこ と極まりない。例えば 素人時分の路上ライブ中に通りすがりの人が「Λucifer」の綴 りだけ見て「リュシフェル」と読めたりとか レコーディング時にメンバー全員が一緒にスタジオに入って録音してたり 「なんかもう何年かバンドやってるぐらいのテンポで話進んでるなぁ、 でもずっと秋やなぁ」なんて思ってると、実は2ヶ月しか時間が進ん でなかったりとか 提供のカネテツデリカフーズと小学館のCM以外は殆ど番宣とテレビ 大阪主催イベントのCMしか流れないとか ふと「このアニメおもろいか?」と自分に突っ込んでみたり。 それに突っ込むといえば、この実在の方の“リュシフェル”なるバンド。 先日 fm osaka をつけっぱなしにしておりますと、『リュシフェルスパーク エナジー』なる番組をやっておりました。自己紹介を聞くと、ボーカル以外 のメンバーは、アニメの登場人物と同じ名前なのに、ボーカルは“咲也”で はなく“MAKOTO”などという、北野誠の昔の芸名みたいな名前。なん か勘ぐりたくなる裏事情がありそうななさそうな…。 で本題ですが、まあ何と申しましょうかこのデータ、作った本人が言うの もなんですが、音が下品。それに時間かけすぎ。そのわりに…な出来。 マキシシングルのケースからCDを出すのが苦手(特に8cm)な 鈴木静夫 参考にした物 マキシシングル『堕天使BLUE』/Λucifer PCDM-00009/MASSIVE RECORDS バンドスコア『堕天使BLUE』 ISBN4-89442-380-4/フェアリー 使用した主な機器 X68000SUPER CZ-614D-TN(壊れちゃった) FUJITSUのディスプレイ(機種不明) セガサターン CASIO CT-395(おもちゃの鍵盤) Panasonic RX-ST7(CDラジカセ) Panasonic NV-F500(ビデオデッキ) Panasonic RP-HT242(安物ヘッドホン) audio-technica ATH-PRO6(ヘッドホン)
[編集部より] これこそFM音源ギターって音で安心して聴けます。ノリが良いし、 ロック寄りな曲をFMで、となるとこれでもう十分な気がします。疑似 リバーブやエコー技などのFMテクニックは、逆にこの曲には合いませ んもの。 あえて手を入れる余地を探すとすれば、トラック3のオルガン。ポル タメントでフレーズを丸め込んでいるわけですが、ここはソレっぽく微 小音符を並べて{dc>bagfedc>ba}4などとグリッサンドさせたいところ。 あまりに細かい音符だと、聴覚上ポルタメントと区別がつかなるところ ですが、この辺への細かいコダワリがステップアップの道かと思います。 しかしまあ、タイトルと歌詞はスゴイのに、曲はわりかし普通めの J-ROCK。彼らはメディアには比較的露出しているとのことですが、不勉 強なもので、まったく知りませんでしたって先月も書いたかしら。アニ メも未見、そもそもCDが見つかりませんです。よって純粋にデータを 聴いた感想を書かせてもらいました。(水) 音が下品、とは思わなかった。バンドものでFMのギターの場合、エ ディットしまくっても、その苦労をわかってくれる人が少ないかも知れ ないし、実際のバンドサウンドそのものにならないのはある意味では仕 方ないだろう。リュシフェルのサウンド自体はどうなのだろうか、なん て考えると、何のタイアップもしない新曲が、みるみる売れて100万 枚突破(いや、TVでアニメの方をチェックしてしまったのだが)とい うには説得力がちとないかな、なんちて。 まあ、ロックバンドがお上品なサウンドでもしまらないでしょ? と いう事でいいんではないだろうか。結構ノリノリなところは生きている し、ギター2本の掛け合いや面倒な奏法も粘り強く作っている感じがし た。また、全体のバランスもなかなか良い。バンドの曲の場合、リバー ブ技よりもこんな音色で乾いていた方がそれっぽいのでグーなのかも。 (あ) (EOF)